いろんなセミナーがありますね。毎日のように、あらゆる場所でセミナーが開催されています。
どんなお話しでも「セミナー」と括ってしまえば、何となく「役に立ちそう」「ためになりそう」、そんな話が聞けそうな印象もありますよね。
では、いざセミナーに参加して、どれほど満足できたか?って考えてみると、今まで「満足だった」と思えるものもあります。
ただ、そのセミナーがきっかけで、それ以来何か自分の中の習慣を変えることが出来たとか、何か新しく始めるきっかけになったとか、そこまでのセミナーって参加したことがないんです。
なぜか考えてみました。
目次
共感と問題(不)の解決を求めているからこそお金を払う
僕はなぜ、セミナーや講座を今まで散々受講しきたのか?それを考えてみました。
お金を払ってセミナーを受講する理由は、大きく2つあります。
それが「共感」と「解決」です。
共感を得たい(したい)からセミナー(講演会)に参加する
人は「共感」したり、「共感」されたりすると、嬉しいものですよね。
セミナーや講演会に参加する時に、自分と同じ境遇の人の話しを聞くことがあります。
「わかるわかる!」といった気持ちで聞けるような話は、聞いていて心地よいです。
また、そういうセミナーの場で、自分が話せる機会があって、その話に、他の方から共感してもらえたら、それも心地よいです。
つまり、共感したり、共感されたりを求めて、お金を払うこともよくあります。
誰かのセミナーで、「過去の自分の辛かった体験談」を話してもらうとして、自分とその辛かった過去や、出来事が同じようなものだと、「分かる分かる!」という気持ちになって、嬉しくなったりします。
それが「共感」です。
共感にはお金を払う価値があると思っています。
問題(不)を解決したいからセミナー(講演会)に参加する
もう一つの理由。それが「問題(不)を解決したいから」です。
こちらの目的のほうが圧倒的に大きいです。
例えば、「プレゼン上達術」といったセミナーがあったとします。
そこに参加する目的は「プレゼンが上手になりたい」という目的があります。
その目的を達成できたり、できそうな方法を教えてもらえたりしたら満足できると思います。
ところが、通り一遍の内容で、「プレゼンとは?」とか「プレゼンの心構え」とか「プレゼン資料の作り方」とか、本を買えば載っていそうな内容だけを話されても、それでは満足が出来ません。
どうすれば満足できるかと言うと、そのセミナーを聞いた後に、「行動が変化」した場合であり、「行動が変化し続けた場合」に満足できると思うんです。
よくあるのが、セミナーを受けてる時は、ものすごく納得し、受けた翌日くらいまではモチベーションもあがっていて、プレゼンが上達した気にはなる。
ところが2日もたてば、日常の忙しさから、そのセミナーのことさえも忘れてしまう。
そんな経験が僕は何度もあります。
セミナーを受けて、出来た気になる。本を読んで、出来るようになった気になる。
そんな経験は数え切れないほどあります。
もちろん、僕にも責任はあります。
ただそのセミナーの内容にも改善点はあるのではないか?というのが今回のテーマです。
プレゼン(セミナー)には3つの目的がある
プレゼン(セミナー)の目的は3つ。
これは「マイクロソフトの伝説マネジャーの世界NO1プレゼン術(ダイヤモンド社)」に載っている内容です。
この3つのプレゼンのゴールを意識することは、とんでもなく大切だなと思います。
プレゼンのゴール
- 聴いた人がハッピーになる
- 聴いた人から行動(決断)を引き出す
- 聴いた内容を他人に言いふらしたくなる
引用:「マイクロソフトの伝説マネジャーの世界NO1プレゼン術(ダイヤモンド社)」
今までモヤモヤしてたものが、この3つの言葉を見て、スッキリしました。
なぜ、今まで受けたセミナーに満足できなかったのか?
聴いてる時はハッピーな気持ちになっていました。出来る気がなっていますので。ビジネス書を読んでる時も一緒です。読んでる時は、僕は出来るぞってなもんで、嬉しい気持ちになっています。
人に言いふらしたくなる。これはいつもではないですが、だいたい誰かに言いたくはなります。
問題は2つ目のです。
「行動(決断)を引き出す」
これがないセミナーや講座が多いんです。
話す側は、もしかしたら、行動を促しているのかもしれませんが、その方法が明確でないんです。
だから、話を聴いてる時は楽しくなるし、その後に誰かに言いたくはなる。
でも、「行動には繋がらない」から、きっと僕は不満を持っていたんだと思う。
ただただ苦労話を聴いただけのセミナーに価値はあるのか?
僕が参加したセミナーで、過去にいろいろと苦労をしてきた人が、その苦労話しをされていました。
そんな大変な時期もあったけど、今はこうやって仕事をしていますと。
「で?」ってなるんです。
誰にだって苦労はあるだろうし、辛い時期もあるでしょう。
ではどうやって、その時期を乗り越えたのか?その方法やきっかけを知りたいんです。
それも具体的に。
「明日からこういう行動をして下さい」という感じでね。
それはプレゼンだろうとセミナーだろうと講演会だろうと、そこそこのお金を払っているわけですから、何か持って帰るものはあるほうがいいと思います。
ただ、「こんな辛い時期がありましたが、乗り越えれました」という話を聴くだけでは、どうもモヤモヤが残ってしまったんだと思います。
スピーチ会にも明確な目的を決めておく
それは僕が開催しているスピーチ会でも同様かと思います。
スピーチ会の目的は「人前で話す練習」ではありますが、どういう人が参加すると、どう変化できるのか。
そういう目的や変化を明確にしておいて、それを意識して参加してもらったほうが、得るものは多いと思います。
僕の場合は、人前で話す練習という目的はもちろんありますが、それとは別に「どう話すと伝わりやすいか?」「どの話しが皆さんが興味を持ってくれたか」といったことも、自分の中で学べる場だなと思っています。
参加いただく皆さんが、それぞれ、先ほどの3つのポイントに満足いただけるようなスピーチ会にしていきたいと思います。
自分のやりたいことで稼ぐなら必要な思考
今回のお話は、どんなビジネスにも通じる話です。
このブログでは趣味で稼ぐ方法を書いていますが、その時にも必須のスキルが、伝える力です。
自分の力を、魅力あるものとして発信できなければ、求められることはありません。
普通の主婦が趣味で稼ぐことは出来る?在宅で簡単には稼げない?
普通の趣味でもネットを使って、スマホやパソコンだけで稼げる時代です。
では、稼げる人と稼げない人の大きな違いは何かというと、やはり魅せる力、惹きつける力だと思います。
自分のことばからではなく、相手が何を求めているのかをしることが大事ですよね。