人前で話す時に声が震えるあがり症は「準備不足」が原因

人前で話す時に声が震えるあがり症は「準備不足」が原因の一つ

あがり症の症状の一つに「人前で話す時に声が震える」というものがあります。

原因はいくつか考えられますが、その一つが「準備不足」です。

記事まとめ
  • あがり症の原因の一つは準備不足
  • あがり症対策はまず一人で日々練習する
  • 自分が話す姿を録画する練習は効果があったのでおすすめ
  • 人前で声が震えるあがり症はスマホで録画してトレーニングする

あがり症の原因は色々あります。

人によって様々ですので、果たしてどれが原因になっているのか?

それを特定できればいいですが、「よく分からないけど人前に出ると緊張する」ということもあるでしょう。

そして、一つの疑問が浮かびました。

果たして「本当に人前だから」緊張して上がってしまうのでしょうか?

人前だから上手に話せないのでしょうか?

僕の経験からすると、「準備不足」が原因になっていることもある。

それが答えです。

人前じゃなかったら上手に話せるのか?

僕はある日、気付いたことがあるんです。

それは、「突然話しを振られた時に、すぐに上手にコメントを返せない」ということです。

どういうことかというと、例えば会議等で、何か意見を求められた時に、的確に答えることが苦手だったということです。

さらには、自己紹介を突然することになった場合でも、緊張せずに上手に分かりやすく、印象に残るような自己紹介が出来なかったんです。

人が多くて、緊張して上手く話せないのかというと、そうではなかったんです。

そもそも、人に何かを説明することが苦手だったんです。

それは、最初に読書会に行くと決まった時に感じたことです。

読書会への参加が決まった時に、どの本を持っていくかを考えました。

そして1冊の本に決めて、何を話そうか考えたんです。もちろん選んだ一冊ですから、愛読書です。いろいろな影響も受けました。

ところがです。

言葉が出てこないんです。

目の前に誰もいませんので、緊張はしていませんが、言葉が出てこないんです。

そこで気付きました。

人前で緊張するあがり症な面は確かにあるけど、そもそも、話し方のスキルが圧倒的に不足しているということです。

自分一人なら上手に話せるけど、人前だと頭が真っ白になってしまう。というのであれば、人前での緊張をほぐすための対策が必要です。

ところが僕の場合のように、一人きりでも話せないのに、人前で話せるわけがなかったんです。

場慣れとかも関係ありません。それ以前の問題です。

あがり症対策は準備が必要だと思う理由

あがり症対策として、全国各地で教室やあがり症克服セミナーが開催されています。

どういった指導をされているかは各教室にもよりますが、おおまかにはこういう2つが多いように見受けられます。

あがり症改善の指導例

  • あがり症の原因は何か?
  • 人前に慣れるための場を提供

これであがり症を克服できるのか。

もちろん人にもよると思いますが、僕が考えているのは、もう一つ、「準備の大切さ」なんです。

あがり症対策の準備はまずは一人でやってみる

まずは自己紹介で考えてみましょう。

人見知りをする、初対面の人と会う時に緊張してしまう。

そういう場合におすすめの方法があります。

これはどこかの教室に通うというのがダメとかそういうことではなくて、通うにしても、一人でできる準備があったほうが、あがり症克服に近いと思うんです。

では自己紹介で緊張してしまうという場合。

それなら自己紹介を何パターンか用意しておきましょう。

自己紹介の準備をしておくというのは、僕が大好きな「アウトプット大全」にも載っています。どのように準備するかは本をお読みいただくとして、そこでは「30秒」と「60秒」の2パターンを用意するよう書かれていますが、もちろん自分流の作り方でもいいでしょうし、真似してもいいでしょう。

自己紹介に自信を持つ方法

  • 自己紹介の原稿を書くこと
  • それをスマホの動画で撮影しながら話してみる
  • 毎日それを繰り返す

たったこれだけです。

これで何が変わるかというと、「自信」が変わるんです。

あがり症の原因もいくつもありますので、それを特定するのは簡単ではありません。

特定できたと思っても、果たして本当にそれだけが原因かも分かりません。

それであれば、小さな自信を積み重ねていくほうが、あがり症克服には近道なのではないかと思います。

書くだけでも音読だけでもなく動画で撮影することが大切

自己紹介の原稿を書いておくことは大切です。

それを丸暗記しておくのもいいでしょう。

ただ、それでいざ自己紹介の本番になった時に、上手に話せるかとなると、これは微妙です。

なぜなら、自信がまだついてないからです。

原稿を書いて覚えているという点で、少しは自信もついたかもしれませんが、話せたという自信がまだついてないんです。

ですので、先ほどの2番目のスマホの動画で撮影するというのが大切になってくるんです。

撮影をして、自分でチェックしてみる。それを繰り返すんです。

壁に向かって話すのではなく、スマホの画面に自分が映るようにして、話すんです。

それでも少なからず緊張はします。

もう一度書いておきます。

自己紹介の原稿を書いて、動画で撮影しながら話してみる。

最初は思ったように話せないと思います。それを毎日繰り返しているとだんだんと慣れてきます。

その小さな慣れ、小さな成功体験を積み重ねることで、自信がついてきて、あがり症克服に本の僅かでも近づいていくと考えています。

もし、話し方教室やスピーチスクールやスピーチの練習場所に通うとしても、この動画撮影方法はおすすめです。

そこで学んだことを、その日帰ったらすぐに、スマホに向かって話してみるといいです。

案外、覚えていないものです。

ですので、どこを覚えていて、どこを覚えていないかをしるためにも、撮影して、チェックして、まずは把握する。自分を知ることから始めるんです。

この動画撮影の際にもう一つ意識しておきたいことがあります。それは声の出し方です。

どういう発声をしているか?

「声に自信はあるけどあがり症」という人を、僕は見たことがありません。もしかしたらいるかもしれませんが、少ないと思います。

ですので、スピーチの時の姿勢をよくするということもそうですし、声に自信をつけることも、あがり症対策にはおすすめの方法です。

声についてはまた後日まとめます。

人前で声が震える原因は、今回ご紹介した方法で克服できるかもしれませんが、もし克服できない場合は、他にも方法があります。

呼吸の仕方です。声が震えるということは、声を出す時の酸素が足りていないのかもしれません。緊張してくると、どうしても呼吸が浅くなりがちです。

ですので、声の出し方のトレーニングをするのも効果的のはずです。トレーニングについてはまた詳しくまとめます。

最後に人前で話す時の緊張に関係するページをご紹介します。

あがり症や人見知りしがちな人は、一人でいる時も、意識が今ここにないケースもあります。

例えば、人前に出る前から緊張していたり、話し終わった後も、そのことの反省ばかりで、過去や未来のことで緊張したりストレスを抱えていたりするケースです。

マインドフルネスは、簡単に言うと、意識を今に向けている状態。没頭している状態ですね。趣味に夢中になっている時なんかは、マインドフルな状態と言えます。

緊張してきたと思うと余計に緊張してきてしまうので、マインドフルネスはおすすめです。

人前で話すと声が震えるのは、一回の勉強会やセミナーやトレーニングで克服できるものではないと思います。

反復が重要です。そして場数です。

ただ、場数といっても、それが苦痛なものであっては逆効果になってしまうかもしれませんので、そこは注意が必要です。

筋トレをすると、人前での緊張、あがり症を改善できるという話しはききます。恐らくそうだと思います。

どんな方法でもいいのですが、自分に自信をつけることで、人前での緊張が改善されるのはありえることだと思います。自己肯定感が低いと、どうしても、どう見られているかが気になってしまいがちです。

ハードな筋トレでなくても、スクワットや自重トレーニングや腹筋だけでもいいので、日々のルーティーンに組み込んでみてはどうでしょうか。

思い切って、スピーチが趣味ですと言えることを目標にしてみるのもいいでしょう。

話し方、聞き方、質問の方法などのコミュニケーションも学び、スピーチを楽しいものと思えるようになれば、人前で緊張したとしても、前向きに捉えることが出来るようになるのではないでしょうか。